うちのはなさん

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うちには、はなさんという14歳のニャーがいる。
晩秋の寒い雨の中、濡れそぼり切なく鳴いている…というお約束の出逢いだった。
当時鼻風邪引いてグジュグジュだったはなさん、わざわざ寝てるあたしの顔のところに来て強烈なクシャミと共に青っぱなを顔にお見舞いしてくれたり、寝てるあたしの顔をロイター板替りにして、唇から流血させたり、とんでもない事を沢山やらかしてくれた。

そんなはなさんも、もう14歳。
ギネスに載るくらい長生きして欲しいと思っていたんだが…。


はなさん、癌らしい。
去年から体重が一気に減り、もしや…と思っていたのだが、何度検査しても悪い所が見つからず、原因不明で衰弱して行く一方だった。
先月から会社も休みまくりで看病したりしてたけど、先週末断末魔のような叫び声と発作。本当にさよならだと思った。今夜が峠と覚悟して、まだ意識のあるうちにと、はなさんに色んな言葉を掛けてた。
ふと、フラフラになりながらもゴハン皿の前に座り込んでる。
あぁ、はなさんは生きたいんだと思った。
外が大嫌いで人が怖いはなさん、もうストレスを与えるのは辞めようと病院に行かない事を決めていた。
でも…

翌日、今まで通ってた病院と違う所に行った。今までの病院で、どうしても納得出来ない事があったから。ほとんど無意識に夜のうちから、そこに行く事に決めていた。

血液検査、異常なし
腎臓肝臓機能、異常なし
心臓、心音、異常なし
甲状腺、異常なし

この年齢の猫にしては、本当に健康優良児だった。
癌さえなければ。

はっきりした事は開腹してみないとわからない。今の状態なら手術出来る可能性はある。ただ、腫瘍が複数あるので全部切除出来ない可能性が高い。手術して癌を切除すれば余命半年から一年。


手術しないで対処療法を選択しました。
開腹しても半年程しか余命がない事。
人も外も怖いはなさんに入院が無理な事。
最後に痛くて怖い思いをさせたくなかった事。

選択はひとつじゃない。
手術に踏み切る場合もあるだろう。
どちらを選んでも、それは愛だと思う。

一ヶ月か二ヶ月か、いつまではなさんが生きているのかわからない。でも生きようとしているはなさんの意思を尊重したい、何があっても。

原因不明でどうする事も出来なかった状況から比べて、少しホッとした。ホッとしたというのも変だけど、原因が分かれば対処法も探せる。

あたしが願う事は、はなさんが最後の時まで、美味しくご飯を食べられて、楽しく毎日過ごす事だ。そして、出来れば痛いとか苦しいとか辛いとかなく、穏やかな最後を迎えて欲しい。
あと何日生きるかより、どれだけ穏やかな日々を過ごせるか、その事にあたしは全力を注ぎたいと思う。

さー、はなさん。
今日からおうちで点滴だよ〜。
ゆっくり頑張ろうな、はなさん(^-^)
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by harun_parisbali | 2011-08-23 12:37 | はなさん
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